Kato キハ110 DCC化

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今回はKatoのキハ110をDCC化しました。

キハ110は片運転台の気動車で、今回は2両編成のものをDCC化しています。

M車のDCC化

モーター車を分解したところです。
モーターが収まっているダイキャストにDCCデコーダーが収まりそうな空間がありますので、ここにロクハンのA053を収めることとします。

モーターから集電板に伸びる端子は切り取って、DCCデコーダーと灰とオレンジの線でつないでいます。
集電板にハンダ付けした黒と赤の線をDCCデコーダーへつなげています。
デコーダーにはライト用に0.16mmのポリウレタン線をハンダ付けしてあり、シートパーツに空いているスリットから室内側へ取り出してあります。

DCCデコーダーとモーターの配線がダイキャストに挟まらないように、フライスで溝を掘りました。
ダイキャストには念のため絶縁用のカプトンテープを貼りましたが、デコーダーは座席パーツにきっちりとくっついているので接触することは無いですね。

ライトユニットと接する通電板はシートと集電板の間に挟まっているのですが、長さを短くして折りたたみ、集電板と接触しない状態で車体にゴム系接着剤で接着しています。
その端子に、DCCデコーダーからのライト用の配線をハンダ付けしています。

ヘッドライトの明るさ調整のため、ライトユニット基板の抵抗を100Ωに交換しています。

室内灯は、T車同様に1.5kΩの抵抗を付けたグランライトIIを使用しています。

T車のDCC化

T車ではDCCデコーダーを室内灯の上面に貼り付けて、ライトユニットへは直接配線することとしました。

ライトユニット内部の基板にポリウレタン線をハンダ付けして、集電板には絶縁用にカプトンテープを貼っています。

室内灯には庄龍鉄道のグランライトIIを使用しました。
そのままでは明るすぎるので、1.5kΩの抵抗を取り付けてあります。
グランライトの電源端子からDCCデコーダーの電源端子へ配線してあります。

DCCデコーダーは永末システムのDF11r7を使いました。
このデコーダーは両極性対応なので、ヘッドライト、テールライトが両方ついているライトユニットの制御に使用できます。

CV値

設定したCV値は以下の通りです。

キハ111-100(M車)

デコーダー:ロクハン A054
車両アドレス:3110(CV17 [204] , CV18 [38])
CV29 [0010 0110 / 38] ロングアドレス化

キハ112-100(T車)

デコーダー:永末システム DF11r7 (2FX 両極性FX専用デコーダ)
車両アドレス:3110(CV17 [204] , CV18 [38])
CV29 [0010 0111 / 39] ロングアドレス化、進行方向逆転

CV35 FX1設定 [0110 0000 / 96] 1エンド、進行方向、F0で点灯
CV36 FX2設定 [0111 0000 /112] 1エンド、逆行方向、F0で点灯

CV112 Fx1照度/灯火種別 [1010 0001 / 161] ヘッドライト明るさ(10/15)
CV113 Fx2照度/灯火種別 [1010 0010 / 162] テールライト明るさ(10/15)

フライホイールの無い古いモデルですが、DCC化で滑らかに走るようになりました。