Kato EH200 初期型 DCC化

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今回は、KatoのEH200(初期型)をDCC化しました。

EH200はEF210とならんで、現代の貨物輸送で最も活躍している電気機関車ではないでしょうか。
地元では、武蔵野線で走っている姿を見かけます。

デコーダー搭載

使用したデコーダーは永末システムのDE29x3K2R2というEH級用のデコーダーとなります。
2エンド側用のDF29x3K2というデコーダーもあり、両方を使用することで両車体のヘッドライトや入れ替え灯などの制御が行えるようになりますが、今回は、1エンド側だけデコーダーを積むことにしました。

デコーダーはライト基板と交換するだけで完了します。
事前にφ3mmの砲弾型LED(電球色)をハンダ付けしておいたデコーダーを載せるだけですね。

2エンド側はヘッドライトとレールからの集電を引き出す電線をハンダ付けします。
どこから引き出すかは、デコーダーの解説ページに詳しく出ているので、参考にしました。

1エンドのライト基板と2エンドのデコーダー間の配線には、目立たないように黒と青のケーブルを使用しました。
カーブなどで車両間隔が開いた時にもケーブルが突っ張らない程度の長さにして配線しています。
なお、この配線で2エンド車両のヘッドライトをデコーダーで制御するとともに、2エンド車両で集電した電力をデコーダーへ送電する役割もあります。
これで、8軸集電での走行安定性が見込めます(^_^)

1エンド側の屋根はデコーダーのパーツが当たる部分を切り取る必要があります。
2エンド側も、ライト基板の上に配線を通した関係で、ケーブルが通り箇所だけ切り取っています。
なお、車体を被せる時に、デコーダーのLEDを下方へ曲げておかないと干渉します。

試運転は問題無し。
当初、LEDを白色のを載せていたのですが、実車の写真を見ると電球色だったので急遽交換しています(^^;

完成

元々のKatoのEH200はEH級にも関わらず、1エンドの4軸でしか集電していないといった不満はありましたが、DCCデコーダーを載せて2エンド側からの集電も出来るようになったので大分安定して走るようになりました。

デコーダーに設定したCV値は以下の通りです。

DCCデコーダー:永末システム DE29x3K2
車両アドレス:1203(196/179)

CV29:[0010 0110 / 38] (ロングアドレス有効化)
CV33:[0001 0100 / 20] (ヘッドライト減光値)
CV36:[1011 0000 / 176] (2ENDライト設定)
CV112:[0011 0110 / 54] (FX1照度)
CV113:[0011 0110 / 54] (FX2照度)