Kato JR四国2000系DCC化

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今回は、KatoのJR四国2000系をDCC化しました。

Katoから出ているJR四国2000系は3種類ほどパッケージがあるのですが、手持ちのものは4両編成の『特急「南風」4両セット [10-1503]』です。
この編成では運転台のある車両が2009号車、2119号車、2118号車の3両があり、いずれも先頭車両になっても良いようにライトが点くようになっています。
そして、その中の2119号車がモーター車となっており、4両編成でつないだ時には中間車両となります。

DCC化の方針として、4両編成時に先頭車となる2009号車と2118号車には永末システムのDF29x6Kr5 T車用DCCデコーダーを使用する事にして、中間のモーター車となる2119号車には永末システムのDE29x6Kr5 M車用DCCデコーダーを使用しますが、LEDは取り付けないこととしました。

2009号車と2118号車のDCC化

共に、工程は同じです。
車体をばらし、ライト基板を取り外し、DF29x6Kr5を取り付けます。
DF29x6Kr5にはLEDが付いていないので事前に側面発光のチップLEDを基板の両面にはんだ付けしておきます。
元のライト基板には電球色のLEDが付いているのですが、ここでは白色のチップLEDを取り付けています。

デコーダーに乗っているチップLEDの位置の違いで、導光材を数mm切断する必要があります。
ノコギリなどで切断した後の切断面は荒れているので、平滑にする必要がありますが、やすり掛けやコンパウンドを使うのも面倒なので、瞬着を少し付けて硬化させています。

車体を組み立てる前に、導光材のヘッドライブ部分にオレンジ色のマジックで色差ししておきます。
これで、ヘッドライトは電球色のまま、ヘッドマークは白色で表示されます。

DF29x6Kr5のCV値は以下のようにしました。
2009号車と2118号車とではCV29の値だけ違いますが、その他は同じです。
2118号車はCV29の値で、進行方向をにしています。
そうすることで、”前進“時に2118号車は”テールライト“が点灯します。

・2009号車
CV17: [204] 車両アドレス
CV18: [128] 車両アドレス
CV29:[0010 0110 / 38] ロングアドレス化
CV112 [1010 0110 / 166] ヘッドライト明るさ指定(10/15)

・2118号車
CV17: [204] 車両アドレス
CV18: [128] 車両アドレス
CV29:[0010 0111 / 39] ロングアドレス化、進行方向逆転
CV112 [1010 0110 / 166] ヘッドライト明るさ指定(10/15)

2119号車のDCC化

モーター車となる2119号車のDCC化は、ライト基板とDCCデコーダーDE29x6Kr5とを交換するだけで終了です。
DE29x6Kr5上にLEDは付けていないので、元の導光材はカットせず、そのままです。

CV値の設定は以下の通りです。

CV17: [204] 車両アドレス
CV18: [128] 車両アドレス
CV29:[0010 0111 / 39] ロングアドレス化、進行方向逆転